■ 金神社 [地図] |
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『三代実録』の貞観十一年十二月二十五日条に、美濃国の正六位上金神が、従五位下の神階に昇ったことみえます。 美濃国内神名帳にも、厚見郡十八座の一つとして、正三位金大神がみえます。 現在の主祭神は、渟熨斗姫命。『日本書紀』に、景行天皇の娘、渟熨斗皇女がみえます。 |
渟熨斗姫命は、夫君を慕って都から下向し、人民を励まして地域開拓・発展に寄与したことから、後に財をもたらす神として信仰されるようになったといいます。 |
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美濃国内神名帳には、伊奈波神社に合祀されている式内物部神社(物部明神)とは別に、「物部財公明神」「物部財主神」が厚見郡にあったことが記されていますが、それとの関係はよくわかりません。 |
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市指定の史蹟になっているようでした。 この物部臣賀夫良命が国府をこの地に定め、金大神を崇敬したとされています。 |
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![]() 金高椅神社です。祭神は膳臣の祖、磐鹿六雁命。 昭和五十六年に栃木県小山市の式内社・高椅神社から分祀したそうです。 |
![]() 願い事を祈念し石を持ち上げて、そのとき感じる重さが自分の予想したよりも軽ければ願い事がかない、重ければかなうのは難しい……という試し石だそうです。 |