天璽瑞宝トップ > 所縁の史跡 > 新屋坐天照御魂神社
大阪府茨木市福井、日降山に鎮座する、新屋坐天照御魂神社(新屋神社)です。 JR茨木駅から、バスで行くことができます。
『延喜式』神名帳の摂津国島下郡に「新屋坐天照御魂神社」三座があり、そのうちの一座とされます。
崇神天皇の七年に、物部氏の祖の伊香色雄命が、天皇の命によって祭ったのが創祀といいます。 その後、神功皇后が三韓征伐にあたって、新屋川原で禊ぎの祓いを行い、凱旋後に皇大神の幸御魂・荒御魂を西の川上と東の川上に祀ったといいます。
そのため、市内の宿久庄と西河原にも同名の神社があります。
祭神は、天照皇御魂大神と、天照国照彦天彦火明大神です。
神社の裏山一帯には、六世紀後半〜七世紀初めにかけての古墳が三十基あまり群集し、新屋古墳群と呼ばれています。 また、紫金山古墳や青松塚古墳、将軍山古墳などが周辺に散在しています。
社殿は天保年間の改築だそうです。
伊勢神宮をはじめ、各種遥拝所が並びます。
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